vSphere環境の時刻同期についての問題
業務中に出くわした内容についてメモしておく。
vSphere環境上で稼働している仮想マシンについて、同様にvSphere上で稼働している仮想マシンをNTPサーバとして時刻同期先に設定したが、時刻同期を行えなかった。
原因は、「仮想環境上の仮想マシンは物理環境と比較して時刻制度が低いため、時刻同期が不安定・時刻同期しなくなる現象が起きやすくなる」というものであった。
理由としては、物理仮想問わず、Linux, Windowsなどは一般的にCPUの割り込みを利用して時刻をカウントするためハードウェアの精度によって時刻ずれが発生するためである。仮想OSは物理のCPUを共有して利用しており、すべてのCPUリソースを該当仮想マシンで利用することができないため、物理サーバ上のOSと比較してどうしても時刻制度は低くなってしまう。
NTPクライアントは指定されたポーリング間隔(デフォルトで64~1024秒)でNTPサーバと通信を行い、NTPサーバが信頼できると判断された場合に時刻同期を行う。
【NTPサーバより取得する時刻情報の一部】
・stratum(階層)
・offset(時刻差)
・jitter(揺らぎ)
・delay(遅延)
・refid(参照先サーバ)
上記値などを総合的に判定し、信頼できる同期先NTPサーバを選定しているため、精度の低いNTPサーバ(ここでいうところの仮想マシン)を指定 した場合は、時刻同期が不安定になる。
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時刻同期周りについてもっと詳しく知る必要があると感じている。
以下の参考サイトを時間のある時に読んでみよう。残念ながら今の知識ではしっかりと理解することはできなかった。
学び効率が最大化するインプット大全:樺沢紫苑
樺沢氏の「アウトプット大全」では参考にできる内容が多くあった。読み終えて間もないため、まだ仕事やその他で結果を出す、生活が体調が改善されたなど目に見える成果・実感を得られたわけではないが、日常生活・タスクへの取り組み方など意識は間違いなく変わった。今回はアウトプットに続き「インプット」の効率化を期待し、この本を手に取った。
読み終えた率直な感想だが、あまり期待していた内容ではなかった。
この本で紹介されている内容の殆どは、理論との結び付けと書籍として言語化がされていなかっただけで、多くの人が既に実践しているものではないかと思う。
著者自身があとがきとして最後に述べているが、「健康」「コミュニケーション」「遊び」などに絡んだ内容が多く、仕事や学業面での成長と成功を望む私としては、ビジネスシーンや勉強面での実例をもう少し取り上げてほしかった。
しかし、裏を返せば私のインプットの仕方は間違いではない!という証明にもなった。インプットした知識はアウトプットをして初めて頭に定着する。そのことを改めて胸に刻み、時間を大切に過ごしていきたい。
【2021/5 2冊目】
業務メモ_20210522_02
物理から仮想化へ移行することによる所感
【期待すること】
・サーバダウン時の自動復旧による業務継続性担保と保守負担軽減
・サーバ集約によるコスト削減(省スペース省電力)
・サーバリソースの有効活用
・環境の構築が迅速かつ容易
・VDIを導入した場合はセキュリティ面での強化が見込める
・古いソフト資産の延命、有効活用
【期待すること】
・サーバダウン時の自動復旧による業務継続性担保と保守負担軽減
サーバは自動復旧するが、稼働中であったアプリケーションなども復旧して動作を続けるのか?新たに作りこみが必要な項目は増えそう。復旧作業に要する時間は短縮を見込めるが、仮想化による確認手順の変更などは何らかあるはずで新たに覚えることは増えると思われる。
・サーバ集約によるコスト削減(省スペース省電力)
省スペース省電力は可能。しかしながら仮想化により新たなライセンス・維持費用が発生し、結局コスト削減どころか増加になる可能性大。
・サーバリソースの有効活用
今までジャブジャブに余っていたリソースをホストに集約することで集約することで有効活用できる。しかし、オーバーコミットの許容やリソース予約、障害発生時も稼働させるためのリソース余裕、仮想サーバの配置など新たに検討すべき項目が増える。
・環境の構築が迅速かつ容易
構築作業自体は迅速かつ容易。しかしながら上記で述べているとおり、それ以前に新規で検討・設計すべき項目が相当多くなる。特にNW構成は集約したことで返って複雑になるはず。仮想環境用で新たなNWセグメントも増える。
(というか本番・検証など環境問わず、商用稼働を開始した後で新たにサーバを用意するなんてことはあるのか?実際あまりメリットにはならない気が…)
・VDIを導入した場合はセキュリティ面での強化が見込める
端末はサーバとの画面転送のみとなり、端末から外部へ資材の持ち出しは防ぐことが可能になる。費用は多額になるはずで、社員用の環境を多く必要とする場合のみ導入が選択肢となると思われる。※セキュリティ強化はVDIに限った話ではないかもしれないが思いつかなかったのでVDIを例として挙げた。
・古いソフト資産の延命、有効活用
可能だが、昨今のセキュリティ事情からそもそも延命という選択肢は取るべきではなく常に最新化を行うように促されるかも。
仮想化にするモチベーションが何なのかわからなくなってきた。
多くの企業はなぜ結果として仮想化の導入を決定したのだろうか?
やはり自動復旧による信頼性・可用性か?
業務メモ_20210522_01
・標準価格と概算価格
標準価格はその製品の定価、概算価格は製品発注依頼をする会社に相見積もり時に出してもらう見積書のこと。
・サーバに導入するSW/MW製品には、環境によってはサポートされない
例えばオンプレミスから仮想化へ移行することになった場合、導入/検討していた製品がサポート対象外となるものがあることは留意しておくこと。
・ドキュメント名称付与
名称付与では以下の項目があれば管理するうえで便利なのではと思う
①プロジェクト名:現行版か更改版で区別も必要
②対象となる環境:本番環境、検証環境、災対環境
③ドキュメント番号:ドキュメント自体の管理番号(0000~9999)
④改版番号:ドキュメント名末尾 例)01、r01、a、20210522a
⑤発行する会社名:略称で表記 例)A社:A
⑥作成・送付日:例)20210522
・課題管理
プロジェクトを進めるうえで発生した課題についてドキュメント化しておく必要がある。どのような項目が必要になるか?
①項目番号と課題内容
②アプリケーション、サーバ、ネットワークなどの領域
③担当会社と担当者個人名
④課題発生日、完了見込み(期限)、完了日
⑤ステータス:未着手、着手中、保留、完了
⑥補足・備考欄
・ライセンス形態と費用
各ライセンス形態の把握はもちろんだが、サーバやユーザーなど将来的な増設見込み、契約期間(切り替えのタイミング)の縛り、サポート内容や保守期間についても考慮すること。また、DBなど製品によってはサーバの稼働状況に応じてライセンス費用が変動するものがあるので注意。例)サーバ起動停止、Active/Standby
業務メモ_20210522_00
ものすごい基本的なことでも、いざ誰かへの説明をお願いされた場合、できないことが多い。それは結局のところ「理解したフリ」をしているに過ぎないと実感した。
しっかりと頭に定着した知識・スキルに変えていこう。
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【Cat5e と Cat6】
・どちらも最大伝送速度は同じ 1Gbps
・どちらも伝送距離は同じ 100M
・帯域幅は、Cat5e が 100MHz, Cat6 が 250Mhz
【伝送速度と帯域幅】
Cat5e, Cat6 では帯域幅が異なることはわかった。
では、それらの使い分けはどうするのか?最大伝送速度が変わらないが…。
以下、Cisco からの引用である。
蛇口を通って流れる水の例で考えてみましょう。 蛇口から水を流して 5 分でバケツが一杯になるとすると、1 時間では 12 個のバケツが一杯になります。つまり、時速 12 バケツというレート(速度)が得られます。 ここで、蛇口のパイプと口の幅を 2 倍にすれば、1 個のバケツを一杯にする時間が半分に短縮され、1 時間あたり 24 個のバケツを一杯にできるということがわかります。 つまりレートが倍になるのです。 (パイプの中を流れる水の速度は最初と同じであることを覚えておいてください)。 これと同じ概念をネットワークに当てはめます。つまり、蛇口のパイプはネットワークのリンクまたはメディアにあたり、パイプの幅は帯域幅、水はデータです。 データの転送レートはさまざまな要因に依存しますが、帯域幅はその 1 つです。
つまり、「帯域幅が広いと一度に送ることができるデータ量が増えて通信速度が上がる」といえる。帯域幅が狭いとノイズなどで伝送速度が大きく落ちてしまうが、帯域幅が広いと通信速度は落ちにくくスムーズに通信することができる。
↑言葉の言い回しは以下を参考にさせていただきました。
非常にわかりやすかったです、ありがとうございました。
学びを結果に変えるアウトプット大全:樺沢紫苑
私はエンジニアとしてのキャリアは今年で6年目となるが、怠惰な性格故にほぼ机に向かうことはなかった。(決して卑屈になっているわけではなく)同期とは大きく実力差が開いてしまった。
そうした現状を打破するために目標として資格取得とその期限を掲げたが、鼻息荒くただガムシャラに挑んでもその日の数時間しか持続しないだろう。目標達成のためには当然「学習の継続」をしていかなくてはならない。つまりは習慣化が必要だ。入浴、歯磨きと同じレベルで毎日のルーティンとして取り入れたいと思った。
学習の習慣化・効率化のためにはまず取り組み方を決める必要がある。そうした中、インターネットで検索してこの本にたどり着いた。
なんとこの本には読書感想の書き方まで書かれている。せっかくなのでこのブログもそれに倣って書いてみることにした。
著者の樺沢氏は精神科医のためか、この本では単なる仕事術や学習法の説明にとどまるのではなく、人間の性質に触れながら書かれており、納得しながら最後まで読み終えることができた。
アウトプットについて数多くの内容が書かれたこの本の中で印象的であったのは、「ぼーっとする時間」が良質なアウトプットをするうえで非常に重要だということだ。ぼんやりした状態では「デフォルトモード・ネットワーク」が活発に働き、過去の経験や記憶を整理・統合したりなど脳内で「自分のこれからをよりよいものにしていくための準備」を整えているとのこと。ワシントン大学の研究によれば、通常活動時とぼんやりしている状態と比較して脳は15倍(!)ものエネルギーを消費するという。
時間を無駄にしてはいけない!何でもいいから何かしなくては!と特に訳もなく焦って行動に移すことがあったが、これからはぼんやりする・何もしない時間はとても大事だと余裕を持って生活することができそうだ。
この本では他にも喜怒哀楽や睡眠、運動についても書かれている。手や頭を動かすだけでなく、日々の過ごし方についてもアウトプットの一環として実践していきたいと思う。
【2021/5 1冊目】