業務メモ_20210522_02
物理から仮想化へ移行することによる所感
【期待すること】
・サーバダウン時の自動復旧による業務継続性担保と保守負担軽減
・サーバ集約によるコスト削減(省スペース省電力)
・サーバリソースの有効活用
・環境の構築が迅速かつ容易
・VDIを導入した場合はセキュリティ面での強化が見込める
・古いソフト資産の延命、有効活用
【期待すること】
・サーバダウン時の自動復旧による業務継続性担保と保守負担軽減
サーバは自動復旧するが、稼働中であったアプリケーションなども復旧して動作を続けるのか?新たに作りこみが必要な項目は増えそう。復旧作業に要する時間は短縮を見込めるが、仮想化による確認手順の変更などは何らかあるはずで新たに覚えることは増えると思われる。
・サーバ集約によるコスト削減(省スペース省電力)
省スペース省電力は可能。しかしながら仮想化により新たなライセンス・維持費用が発生し、結局コスト削減どころか増加になる可能性大。
・サーバリソースの有効活用
今までジャブジャブに余っていたリソースをホストに集約することで集約することで有効活用できる。しかし、オーバーコミットの許容やリソース予約、障害発生時も稼働させるためのリソース余裕、仮想サーバの配置など新たに検討すべき項目が増える。
・環境の構築が迅速かつ容易
構築作業自体は迅速かつ容易。しかしながら上記で述べているとおり、それ以前に新規で検討・設計すべき項目が相当多くなる。特にNW構成は集約したことで返って複雑になるはず。仮想環境用で新たなNWセグメントも増える。
(というか本番・検証など環境問わず、商用稼働を開始した後で新たにサーバを用意するなんてことはあるのか?実際あまりメリットにはならない気が…)
・VDIを導入した場合はセキュリティ面での強化が見込める
端末はサーバとの画面転送のみとなり、端末から外部へ資材の持ち出しは防ぐことが可能になる。費用は多額になるはずで、社員用の環境を多く必要とする場合のみ導入が選択肢となると思われる。※セキュリティ強化はVDIに限った話ではないかもしれないが思いつかなかったのでVDIを例として挙げた。
・古いソフト資産の延命、有効活用
可能だが、昨今のセキュリティ事情からそもそも延命という選択肢は取るべきではなく常に最新化を行うように促されるかも。
仮想化にするモチベーションが何なのかわからなくなってきた。
多くの企業はなぜ結果として仮想化の導入を決定したのだろうか?
やはり自動復旧による信頼性・可用性か?