ダメ男のアウトプットブログ

アウトプット兼日記帳

学びを結果に変えるアウトプット大全:樺沢紫苑

私はエンジニアとしてのキャリアは今年で6年目となるが、怠惰な性格故にほぼ机に向かうことはなかった。(決して卑屈になっているわけではなく)同期とは大きく実力差が開いてしまった。

そうした現状を打破するために目標として資格取得とその期限を掲げたが、鼻息荒くただガムシャラに挑んでもその日の数時間しか持続しないだろう。目標達成のためには当然「学習の継続」をしていかなくてはならない。つまりは習慣化が必要だ。入浴、歯磨きと同じレベルで毎日のルーティンとして取り入れたいと思った。

学習の習慣化・効率化のためにはまず取り組み方を決める必要がある。そうした中、インターネットで検索してこの本にたどり着いた。

なんとこの本には読書感想の書き方まで書かれている。せっかくなのでこのブログもそれに倣って書いてみることにした。

 

 

著者の樺沢氏は精神科医のためか、この本では単なる仕事術や学習法の説明にとどまるのではなく、人間の性質に触れながら書かれており、納得しながら最後まで読み終えることができた。

アウトプットについて数多くの内容が書かれたこの本の中で印象的であったのは、「ぼーっとする時間」が良質なアウトプットをするうえで非常に重要だということだ。ぼんやりした状態では「デフォルトモード・ネットワーク」が活発に働き、過去の経験や記憶を整理・統合したりなど脳内で「自分のこれからをよりよいものにしていくための準備」を整えているとのこと。ワシントン大学の研究によれば、通常活動時とぼんやりしている状態と比較して脳は15倍(!)ものエネルギーを消費するという。

時間を無駄にしてはいけない!何でもいいから何かしなくては!と特に訳もなく焦って行動に移すことがあったが、これからはぼんやりする・何もしない時間はとても大事だと余裕を持って生活することができそうだ。

この本では他にも喜怒哀楽や睡眠、運動についても書かれている。手や頭を動かすだけでなく、日々の過ごし方についてもアウトプットの一環として実践していきたいと思う。

 

【2021/5 1冊目】